受験で一番大切な科目は何でしょうか?
と聞かれたら僕は間違いなく「英語」と答えます
英語は文系、理系を問わず入学試験に課され、さらに配点も高い大学が多いからです
しかし、人によってはまだ確立した英語の勉強法がわからない方も多いかもしれません
僕も英語の勉強法がわからずただやみくもにやっていた時期がありました
長文を読んでも何回も何回も同じところを読み返して、全く先に進まないし文章を理解できない、やっと全部読んだと思ったら最初のほうの内容を忘れているなんてよくあることでした
もとからの勉強の才能があるorなしで聞かれたら間違いなく「なし」です
僕は本当に頭が悪いので、「なんでみんなはあんなにできるんだろう」といつも思っていました
教わっても1週間もすればほとんどの勉強内容を忘れてしまう自分にいつも腹が立っていました
これから紹介する勉強法は受験生だけでなく、まだ高校1、2年生の方も今日からできることです
受験勉強は早めに始めることも大切ですが、やみくもにやってもしょうがないです
賢く勉強する必要があると思います
賢くというのは、もともとのポテンシャルが高いとかいうのではなく、なるべくうまくいった人をまねるということです
では、一体何をするべきなのか、それは
単語、ネクステなどの文法、そして音読
これをひたすらやって僕は英語の偏差値が70にいきセンター英語で188点取ることができました。ひたすらです
目次
英語を読むために一番大切なものそれは、語彙
英単語帳は何周も何周もしよう!
英語の勉強の中で最も大切なのは間違いなく単語だと思っています。単語がわからなければ文章全体がわからないどころか、段落、文、節でさえ何を言っているかわからなくなるからです
もちろん鬼難しい単語は例外です、
では、実際に僕が何をやったのか
僕は高校でもらった「シスタン」をずっとやってました、もちろんターゲットなどでも全然OKです! 大学受験用の英単語なんてどれも大して変わりません(もちろん例外アリ、いわゆる2冊目と呼ばれるやつ)
ただし個人的に「ユメタン」はあまりおすすめできません、というのも単純に単語帳が分かれているため、持ち運びなどを考えると面倒だからです、本当に個人的な意見なので既に使ってるよという人はそのまま使い続けて問題ありません、
で、僕はシスタンを朝の通学電車の中で毎日毎日見て暗記していきましたいました。下校の電車も同様です。ただひたすら努力してひとつずつ覚えていきました。
赤シートで隠して、一つ一つ英単語の日本語訳が1秒かそれ以下で出てくるまで何回も何回も繰り返しました。
また単語帳の勉強法として1章を8割くらい覚えたら2章へ進むといったようにいきなり全部を覚えていこうとするのではなく、区切って覚えていきましょう。
僕はシスタンはまじで50周くらいしました、まじで
また電車に加えてもちろん机に向かっても勉強しました。そういう時は赤シートで隠して、できなかったところはシャーペンで×印をつけていきます
そして×印が付いたところを電車の中で再度復習して覚えていきました
ちなみにですがシスタンの5章の多義語は4章に取り掛かる前に覚えてしまうことをおすすめします
4章より5章の多義語のほうがよく出ます
5章だから最後にやるのではおすすめできません
で、シスタンだけは高1からやっていまして、そうすると受験生のころにはだいぶ単語に対する抵抗がなくなりました
いま高1の方はチャンスです!友達に差をつけてやりましょう!
それで一つ注意点がありまして、単語の勉強では「英単語を書いて覚える」というのはあまりおすすめしません
というのも僕らが入試ですべきことは英語を読むことであって、書くことはではありません
もちろん国立大学では書かせますし、国立志望の方はそれ相応(英語を書く)の練習をしなければなりませんが、比重的に大きいのはやはり英語を読むほうです
そのため僕は毎日毎日馬鹿みたいにシスタンを「読んで」覚えていきました
また、そのことと大いに関係があるのですが、やはり英語を読んでいるため、英単語帳で
日本語→英語
の勉強も比重を小さくする必要があります
僕らは英作文を除いて、日本語を読んで英語に訳すという問題に出会うことはほとんどありません
なのでどんどん 英語→日本語 の勉強をしましょう
それに英作で必要な「書くべき」単語に難しいものはありません。中学か高校の基礎だけできれば十分戦えます
1秒かそれ以下で意味が分かるようにする!
それくらいになると赤シートが単語帳の上から下へと川の水のように流れていきます(笑)
熟語
これは今使っている単語帳が7,8割覚えたよってくらいがちょうどいいはじめ時の印象です
というのもやっぱり熟語も覚えなきゃいけない熟語が1000個はあるからです
単語帳半分しか覚えていないのに熟語1000個追加は正直勉強が嫌になりますし、しんどいです
受験は英語だけではありませんから
早く取り掛かりたい気持ちは僕がそうでしたのでわかりますが、まずは何といっても単語を早急に仕上げましょう!
ちなみに僕は熟語帳として「ターゲット1000」を使っていました
こちらもやはり赤シートで英語→日本語が1秒かそれ以内にできるように勉強していましたが、実は電車の中だけでなく、お風呂につかりながらも勉強していました
リラックスしながらの勉強もなかなか良いですよ(笑)
そしてこれも大事
よく復習しよう!
人間は覚えたことを忘れる生き物です。本当に面倒な生き物ですよねー。僕もすぐ単語、熟語を忘れていたのでものすごく自分にイライラしていました
ぜひ単語を忘れる前提で勉強しましょう!
つまり単語を覚えてそのままは絶対にいけません、必ず復習をしましょう
何度も何度も!
単語帳の2冊目はやるべき?
これは時間があるならやるべきだと思います。
時間がない方は2冊目はやらずに1冊目に集中すべきです!
2冊目やってる時に1冊目の単語忘れたら元も子もないですから(笑)
僕は浪人していましたが、浪人生って時間はめちゃめちゃあるので単語帳は二冊目をやっている人が多かったし僕自身も2冊目をやってました
そこで、何をやっていたか?
1、リンガメタリカ
2、鉄壁
です
リンガメタリカとかは特にさっき言った単語帳の中でも例外のポジション(シスタンやターゲットよりレベルが高い)にあります
リンガメタリカの勉強のやり方として、英文を音読していました
これについてはまた後程紹介しますのでいったん次の鉄壁に移ります
鉄壁は夏休みに単語の総チェックとしてやっていました
これは全部で50のセクションがあったので1日に2章ずつやれば25日で終わるという計算です
これで無理なくできましたが、やはり時間がある人優先です
かなり分厚い参考書なので、簡単にはおすすめできません
僕は鉄壁の勉強法として、読むのではなく書いてました
は?って思ったでしょう(笑)さっきと逆のこと言っているので
実は書くというのは「知らない単語を自作の単語帳に書き出す」という意味です
あんな分厚い単語帳そう何回もみていられませんし持ってられません(笑)
(ちなみにターゲットは制服のぽっけにちょうど入る大きさでとても重宝していました笑)
なので僕は、知らない単語だけを書き出して、そのあとに自作の単語帳でさっきと同じように赤シートで隠して1秒かそれ以下でできるようにしました
何度も言いますが2冊目だけは本当に時間に余裕がある人が手を出してください
ぶっちゃけたことを言います
2冊目をやったからって偏差値が一気に5も10も上がることはありません
僕も最初はリンガメタリカや鉄壁をやったら偏差値が一気に上がると思っていましたが、現実はそう甘くありません
しかし、豊富な語彙は後ほど紹介する、英文読解につながっていきますので、やって損することは絶対にありません
ですが1冊目が完璧でない人は、まずはその1冊に魂を込めて勉強してください

文法はネクステなどの参考書を馬鹿みたいにやりこむ
語彙の次に重要なのは間違いなく文法です。単語、熟語がわかっても、文の構造を構成する元の文法がわからなければ、文章を読み進めていくこともできませんし、センターを含め入試では文法が頻出だからです
一見文法が出ないと思われる長文onlyの入試でさえ、回答の根拠(空欄補充や並び替え)は文法の力が問われているのです
そこで、僕は文法に関しては、「ヴィンテージ」をやりこみました
まあ、題名にネクステと書いているのは、ただ単純にそっちのほうが有名そうだったからです(笑)、実際は知りませんが
僕が初めて文法の勉強を本格的に始めたのは、高2の時で、もちろんヴィンテージなのですが、ほとんど正解できません
なんていったってどれも「知らない」からです、×印ばっかでした
知らなければ何もできません
なのでその日以降勉強のペースメーカーとして以下のようにやってました
「宿題やほかの教科の勉強をしたくても、まず第一にヴィンテージを毎日10ページ進める(左側が問題、右側が解説なので実際に問題を解くのは5ページ)」
学校の課題があっても部活で夜が遅くなっても、ヴィンテージだけは絶対にやってました
僕は、いらない紙の裏に答えの番号だけ書いてそして丸付けをしていました、単純に答えを直接書き込みたくなかっただけです
たった5ページといっても知らないことだらけなので時間はかかるし、ものすごくきついし、嫌になるときもありました
しかし、
月日は流れ僕がヴィンテージを20、30周する頃はほとんどの問題は解けるし、かなりの自信がついてきました
このころから、センター形式の問題では安定して20点を超えるくらいにはなってきました(それでもまだ120)
で、ある問題が発生しました
やりこみすぎて問題見たら頭使って考えなくても答えがわかる、、つまり問題にされている単語やその番号を見れば考えなくても答えがわかる。ひどいときには配置すら覚えていてまるで勉強になりませんでした
頭を使わない勉強は危険だと思いすぐに違う文法書(ネクステ)に移行しました
一通り終わって再度ヴィンテージを極めました
冬休みにまとめとしてヴィンテージの全問題を解いたところ、多分550から600問ほどあったと思いますが、全部で20ミスにまで仕上げることができました
正答率は95%を超えました
これくらいやるとセンターの文法も怖いものはありません
英文解釈 ポレポレを20周以上音読した
基礎の単語、熟語、そして文法ができて、いざ長文を読もう!として読めなくて英文解釈の参考書に行きつくわけです。
僕もそうでした。
「あんなに単語、文法やったんだから長文読めるだろww」って思っていましたから。
自分が思っていたほど読めなくて絶望した経験があります
悔しかったので、とりあえず有名そうな参考書で勉強しようということで「ポレポレ」を購入しました
まあ、ぶっちゃけ何でもいいと思います
で、ポレポレの使い方ですが
1周目、英文を読んで和訳する、
2~5周目、日本語と対応させながら音読する、要するに英文一文読んだら日本語も照らし合わせながら読む
5周目以降 脳に酸素が回らなくなるまで英語だけを音読しまくる
「とにかく音読して、難しい分構造の文章になれるというか自分の体にしみこませてしまおう!」というのがここでの音読の目的です
それと当たり前ですが、1つの文章(例題1個分)を1日で20回音読とかしないでくださいね
1回目は和訳だけ(50題あるので、1日に2題やっても1か月かかる)
2回目は1つの文を5回音読する(日本語と照らし合わせながら)
3回目は1つの文を5回音読する(英語だけ)
といった感じです
ポレポレには50題の英文がありますが、これさえ身につければ控えめに言って怖いものなしです
そして音読はかなり大事です、偏差値をあげたかったらさぼらないでください、おねがいします!
それと英文解釈といえば伊藤和夫の「英文解釈教室」や「ビジュアル英文解釈」などがありますが個人的にどっちもオーバーワークだと思っていまして、英文解釈教室は鬼難しいし、ビジュアル英文解釈は難易度に関してはポレポレと同じくらいかそれ以下の印象ですが2冊あるので正直時間もかかりますしだるいです。
どちらも分厚い参考書ですので最初やったとこ多分忘れちゃいますしだったらポレポレ極めればいいじゃんってなります
なのでポレポレをあほみたいに音読しまくって自分のものにするほうが気分も楽ですし、絶対力が付きます
ポレポレってめちゃめちゃ薄い参考書なんですよ、そういうのもあって気分は楽ということもありおすすめなんです
単語もやって、文法もやって、英文解釈もやるとセンター形式のテストで8割前後まで上げることができました
単語、文法、英文解釈、特に英文解釈ですがやり方は違えど受験生ここまではみんなやってきます
差がつくのは次だ!

長文! 1つの文章を30回音読しよう! これで偏差値70いった
僕が、英語の偏差値で70をとった理由、それが英文を音読しまくる
本当にこれのおかげです
一つのの長文を30回音読する!
具体的に、僕は受験生時代1週間で2つの長文を授業でやり(例えば1つ目は火曜日、2つ目は金曜日)、1日当たり1つの長文を5回読んでいました
それで、1週間のうち1日は休みの日として設けていたので、1週間で1つの長文を読めるのは6日
1日5回文章を音読し、さらに2つの英文があるので1日当たり計10回音読します
1日5回×6日間=30回の音読。そして読む長文が2つあるので計60回
1週間で60回も読んでいました、それくらいガチでした
始めたのは浪人した春なのですが、なにせ1時間以上も音読してるわけですから、最初のほうは貧血で頭が痛くなってました(笑)
でもそのくらいがちでした
それで、音読のやり方ですが、
最初の10回は自分でいろいろ書きこんだりした長文と日本語訳とを一文一文対応させながら丁寧に音読していく、おそらく7回くらいで日本語訳とか分構造、書き手が言いたいことなどたくさん発見して慣れてくるころだと思います
10回目以降は何も書き込みがないやつ(事前にコピーしておくといいかも)で英語をひたすら音読しまくる
僕も最初は慣れませんでしたが、次第に慣れていきました、夏休みいっぱいはひたすら音読していました
それと1か月後とかにちゃんと復習しましょう
なので例えば5月に30回音読が完了したやつは、6月とか7月にまた音読しなおすということです。まあ、こちらは1,2回程度の軽い音読で結構です、
また11月になると赤本を始める人も多いと思います
人によっては毎日赤本解いていると思うので、それにプラス音読は正直地獄です。
なので赤本に乗ってる文章は全部音読しようとしないでください(したかったらもちろん止めません笑)
その代わり、正答率が3,40%などの本当にわからなかった英文だけ音読するというのが効果的です
以上が音読に関してです…
と終わりたいところですが、実は音読はこれだけじゃないんです
さっき、リンガメタリカの話をしましたよね
そうなんですリンガメタリカもばかみたいに音読していました。
リンガメタリカはまず見開きで20単語ありまして次のページに実際に入試に出題された文章があります。僕はこの文章を1つの文章につき20回くらい音読しました。
リンガメタリカの中にはグローバル化、経済、社会問題、科学、医療、生命倫理、インターネット、差別問題、テロ・死刑論・哲学に関するなかなか骨の折れる文章が50題あります、これを1つの長文につき20回以上は音読しました
やり方は、
1回目普通に読む
多分、言ってることが難しくて訳が分からないので、すぐさま日本語を確認する。日本語を読んでも難しいとわかり絶望する
2回目は英文音読→日本語確認を5セットする
3回目以降、英文だけを5回音読、4回目も同様
それでこいつを音読してやることにより、背景知識がめちゃめちゃ身につきます。ほかの受験生が理解しづらい内容でも、背景知識を知っているだけでかなり有利になれます
実は、僕がリンガメタリカを買った理由として、もちろん単語をたくさん覚えたいというのもあったのですが、それよりも、背景知識を身につけたかった理由のほうが圧倒的でした
そういうわけで僕が偏差値70に行ったのはばかみたいに音読したからでした
で、終わりにはなりませんよ
僕が偏差値70にいった理由はほかに秘密兵器にありました
長くなるのでこちらの記事に譲ります
ぜひ読んでみてください!
まとめ
僕が偏差値70いった理由、、それは音読をしまくったということですが、語彙力が豊富でない人、文法の力が欠如している人がやっても音読は効果を発揮しません。
というのもせっかく音読しているのに、いちいち単語、熟語、文法を調べあげなきゃいけないからです。
それは率直に言って時間の無駄です。
そういった人は、音読へと急ぐ前に、とてもとても面倒くさいですが確実に確固とした語彙力、文法力を早急につけるところにあります
階段(基礎)がないのに、2階(音読できる段階)には行けません
要はこの文章の冒頭で書いた、「長文を読んでも何回も何回も同じところを読み返して、全く先に進まないし文章を理解できない、やっと全部読んだと思ったら最初のほうの内容を忘れている」昔の僕みたいな人が音読しても結果は同じ事です。同じところをぐるぐる回るだけです
急がば回れなのです
まず第一に単語を覚えましょう、そこから始まります
そして忘れてはならないのは、「どーせ覚えても忘れる」ということを肝に銘じて、復習をばかみたいにしまくることです!