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【大学受験英語】音読ガチれば偏差値65超えます。音読の効果と方法

英語音読
受験生
受験生
英語の偏差値が全然上がらない。単語とか熟語一生懸命に覚えているのに何でできるようにならないんだろう。

あるいは

受験生
受験生
英語の成績を上げるには音読が重要だと聞いたけど、本当に音読で偏差値が上がるか微妙だしどういったやり方でば勉強すればいいのかさっぱりわからない

こういった悩みや疑問を持った受験生は多いと思います。

実際僕も受験生の時はシスタンを使って単語はほとんど完璧に覚えたし、熟語だってほとんど覚えたのに偏差値55の壁が全然越せなかったのです。

現役の時はそれでほぼ全落ち。しかし浪人した瞬間から毎日僕のやり方で1つの長文を30回音読しまくった結果最初の河合模試で偏差値70をとることができました。

この記事ではそんな音読の絶大な効果とそのやり方を出し惜しみせず全て公開していきたいと思います。

ちなみにこの記事は単語と熟語の勉強がほぼ終わっている人が対象です。基準としては手持ちの単語帳、熟語帳を7割以上覚えている人です。語彙力が欠如している状態で音読すると知らない単語ばかりで嫌になるし、いちいち単語を調べていたのでは効率が悪いからです。

単語をあまり覚えていない人はまずは早急に単語を覚えてください。ちなみに僕はシスタンとターゲット1000を使用していました。

英語を音読することで得られる効果

結論から書くと以下の4つになります。

1 英語を読むスピードがより一層速くなる
2 語彙力がさらに増加
3 文法を体にしみこませることができる
4 リスニングの力がアップ

1つずつ紹介していきます。

1 英語を読むスピードが速くなる

さて、受験勉強をしていれば速読という言葉は聞いたことがあると思います。速読というと一体どのような技術で文章を早く読んでいるのか。あるいはどこをショートカットして読んでいるのか気になりませんか?

 

しかし、残念ながらそんな魔法みたいな方法はありません。

技術もないしショートカットの方法もありません。

では速読とはどういうことか紹介します。

 

具体例として「英語を読むスピードが速くなる」という短い文章で考えてみましょう。僕ら日本人ならこんな文章2、3秒もあれば余裕で読めますし意味も一瞬でわかります。

しかし日本語を勉強している外国の人たちはまず「英語」という漢字が読めないのです。「英」と「語」の読み方を調べてさらに「英語」に2字でEnglishという意味を表すことを知るのに2分くらいかかるのではないでしょうか。

同様に「読む」も意味調べして「スピード」も調べて…

ようやく全部の単語の意味が分かった後、それぞれの意味をつないで文全体の意味を考える。もちろん文法なども考慮して…。

結果として5分以上かかるはずです。これとおんなじことをやっているのが英語を勉強したての高校生です。

しかし、もし単語の読み方(僕らで言う発音・アクセント)や意味を知っていたらその時間は10秒もかからないでしょう。

 

速読とはそういうことで5分かかるはずが10秒に短くできるのです。そして10秒は基礎から標準的な語彙力があって音読をばかみたいにやりこめばだれでも目指せる数字です。

なのでこの記事の冒頭で「手持ちの単語帳、熟語帳を7割以上覚えている人が対象」と書きました。語彙力無しで音読ははっきり言って有害です。

 

話を元に戻すと、この英語を読むスピードを上げる方法というのは単語の勉強でも長文問題集を解くのでもなくて、音読でしか伸ばすことができないと思っています。これは実体験でして単語、文法、語法を覚えても長文問題集を解いても、構文解析の参考書をやっても英語を読むスピードは速くなりませんでした。

浪人してガチで音読して初めて成績がぐっと上がりました。これは後で詳しく述べるのですが1つの文章を30回音読していました。これを2か月もやればある程度は英語それ自体になれるのです。そして気が付いたら読むスピードが速くなっていたのです。

よく単語の勉強でその単語の意味が1秒以内で出るくらいまでやりこむというのがありますがそれを文章単位でできるように訓練するのが音読なのです。

そうすればいちいち日本語に訳さなくても、文章の後ろから訳さなくても、スラッシュなんか入れなくても、ちゃんと英語の語順で前から後ろへ、上から下へと英語を英語のまま読み進めていくことができるのです。

 

2 語彙力がさらに増加

英語の長文を読んでいれば少なくても1つは知らない単語が出てくると思います。知らない単語は自作の英単語帳にメモってほしいのですが、やっぱり単語はより実践的な場所(英文)で勉強したほうが身に付きます。

僕の音読の勉強法は1つの文章を30回繰り返しますがさすがに30回も繰り返せば覚えられると思います。

そして誰しも完璧に単語を覚えている人はいなくて、なにかしら単語の漏れがあるです。その単語の漏れ、つまり覚えきれていない単語の復習も一緒にできるのが音読です。30回も音読するのですから所見で覚える単語より楽勝ですし記憶に残りやすいです。

 

3 文法を体に染みこませることができる

音読の効果の3つ目は文法を体にしみこませることでできることです。多分多くの受験生はvintage、ネクステ、英頻などの参考書で文法の学習を進めていると思います。それはもちろんセンターや個別試験の問題で出るからというのもそうなんですが英語を勉強するうえで文法は欠かせません。

先程の「英語を読むスピードが速くなる」という例を取っても日本語を勉強して始めたばかりの外国人は「を」って何だろう「が」って何だろうと思うはずです。こいつら(助詞)を解決しないと訳せませんから。

そして僕ら日本人も文法がわからないと正確に文章の訳をとれません。そして受験生の目標は入試で制限時間内で合格点をとるのが目的でそのためにはある程度スピーディーに文章を読む必要があります。

この文章のthatは代名詞なのか、関係代名詞なのか、so~thatのthatなのか、協調構文のthatなのかをいちいち考えている暇は正直ありません。

体で反応する必要があるのです。まあ、悪く言うと感覚で解くということなのですが、この感覚で解くという境地に達するためにはかなり論理的に勉強知る必要があります。

そして論理的に解けるようになって、それを意識の底(無意識)のレベルにする訓練が音読なのです。

 

4 リスニングの力がアップする

Thank you.と聞けば誰でも「ありがとう」くらいの意味は分かります。Good Morningと言われれば「おはよう」くらいの意味は分かります。

それではこれはどうでしょう。

The fake university was set up in 2015 to try to catch foreign nationals who had initially travelled to the US on student visas and wanted to stay in the country, US media reported.

引用:https://www.bbc.com/news/world-asia-india-47106199

これをリスニングでやるとなると先程の2つの例よりも面倒です。文章が長いし、もしかしたらリスニングのスピードについていけないかもしれません。

リスニングは前から後ろへ英語の語順で話されます。

先程も書いたように「音読をするといちいち日本語に訳さなくても、文章の後ろから訳さなくても、ちゃんと英語の語順で前から後ろへ、上から下へと英語を英語のまま読み進めていくことができる」と書きました。リスニングはまさにその形です。まさかは話されている言葉を予想して後ろから訳すなんてそんな予言者みたいなことはできません。

ぶっちゃけ僕は何かリスニング対策のために特別な勉強はしていません。音読で自分の英語力が上がると確信していたからです。なので音読しかしてきませんでした。おかげで河合模試では毎回リスニングで40点以上をとれるようになりました。

 

長文の音読の勉強法

受験音読

さて、それでは僕がどういった方法で音読をして英語の偏差値を2か月であげることができたのかを紹介します。ちなみに僕のメニューはやる参考書の量で変わりますが音読だけで90分くらいかかりました。正直きついです。でも成績が上がると信じていたので、どこかのアニメの主人公みたいに厳しい勉強メニューをこなしました。

以下の5つの手順です

① 長文の教材を用意して解く
② 一文一文英語と日本語を照らし合わせる(1回)
③ ②で書き込みしたものを丁寧に音読していく(10回ほど)
④何も書き込みがないもので(20回)
⑤1か月後くらいに復習(2,3回)
以下で詳しく解説していきます

① 長文の教材を用意して解く

とりあえず何でもいいので長文を解いて答え合わせをしてください。ここで1つポイントがあって8割くらいできるような教材ではなくて正答率が5割から6割くらいの参考書がいいかなと思います。

僕はずっと予備校の教材を使っていました。英語の長文の授業が週に2回あったので長文の教材は2つです。またリンガメタリカも一緒に音読していたので1週間で3つの教材を音読していました。

言い忘れていましたが30回は1週間でやり切ります。1日5回音読×6日。1週間経過したらまた新しい文章の音読です。

 

② 一文一文英語と日本語を照らし合わせる(1回)

いわゆる精読ってやつです。授業で先生が言っていたこと、板書の内容を書き込んでください。

それとここで1つポイントがあって後で何も書き込んでない長文で音読をしたいので書き込む前にコピーしてください。

この段階で知らない単語、熟語、文法、文の構造を理解してください。多分この勉強は割と時間がかかると思いますが決してテキトーにやらないでください。

 

③ ②で書き込みしたものを丁寧に音読していく(10回ほど)

精読をし終わったらゆっくりでいいので丁寧に音読をしてください。ここで言う丁寧というのは英語を読みながらわからない箇所、わかりずらい箇所があったらすぐに日本語と照らし合わせるという意味です。

そしてここでも1つポイントがありまして、音読はただ口を動かせばいいというわけではなく、頭の中でその文章の光景をイメージしながら音読してください。実はこれが一番重要です。多分音読やっても成績が上がらない人は頭を使ってイメージせず適当にやっているのだと思います。

1日で5回音読なのでこの部分で2日はかかるかと思います。

多分10回も音読すればかなり文章の内容が頭に入っていると思いますしその文章の書き手が言いたいことなども割とはっきりとわかると思います。

難しい文章なら段落ごとで音読というのも全然ありです。

 

④ 何も書き込みがないもので(20回)

③では日本語と比べながら読み進めていく(余裕なら日本語を見なくてもいい)のですがこの段階では相当内容が理解できているので、ここで何も書いていない文章で音読します。ひたすら英語だけを音読します。

実はこの段階が一番ラクというのがあります(笑)

文章を覚えるくらい音読してしまっていいです。知っている英語の背景知識が多ければ多いほど有利ですから。

 

⑤1か月後くらいに復習(2,3回)

せっかく30回も音読して内容を覚えるくらいやりこんだのに忘れてしまってはもったいないので、1か月後とかに軽く2,3回音読して復習してください。

 

まとめ

僕の英語の偏差値を55→70にあげた音読の勉強法は以上です。実際にこれをやるかは君次第ですがだまされたと思ってやってみるのが一番いいです。音読は素晴らしいです。

多分英語の勉強法で音読が効果的だといっているのは僕だけではありません。それだけ素晴らしくかつ効果的な勉強法なのです。

是非受験勉強頑張ってください。

 

 

おわり

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ryouta
面白そうなことは片っ端から手を出すブロガー。工場バイトばっかりやっていたのでファクトリーブロガー、略してファクブロ。このブログでは皆さんの役に立つような内容を発信しているので是非ご覧ください。