「浪人したい人!」
と聞いてイエスなんて答える受験生はほとんどいないと思います
だれしもが現役で受験という厳しい戦いにけりをつけたいと思っているはずです
浪人をマラソンで例えればせっかくゴールまで来たのにまた走らなけらばならない感じです
そんなの嫌ですよね?
しかし、残念ながら勝負に勝つ人がいれば負ける人が出てくるものです
この記事では実際に1浪した僕の経験と2浪している友人を見た結果こういう人が浪人しやすいという特徴を紹介していきます
目次
基礎をおろそかにする人
僕が浪人した最大の理由が「基礎をおろそかにした」ことです
例えば僕に場合ですと受験直前の12月まで古典文法を一切やってきませんでした
正確に言うと、古典に体系的な文法があるということを一切知らなかったのです
なので、過去問をやって驚きました。
助動詞の識別といったものはせいぜい知っていたらよい、つまり知らなくても問題ないものだと思っていたのにがっつりと問題になっているのですから。。
センターの過去問でも同様でした
そりゃ12月になって絶望しますよ。
文法やらないと文法の問題解けないしそもそも文章読めないじゃんと。
他にも英語ですと、単語、ネクステなどの文法書。
これらを完璧にしないで受験に挑もうなどかなり危険です
ちなみに↓の記事で単語、文法の勉強法を公開しています
受験は自分が思っているよりもみんな勉強をしています
それ相応に基礎も仕上げてきます。そりゃみんないい大学に行きたいですから
一生懸命勉強しているのは自分だけではないということです
それなのに基礎をおろそかにするのは受験生として周りに差をつけられてしまう原因になってしまいます
基礎をしっかりつけようという話は学校の先生がたくさん話をされていると思うので、文句を言わずおとなしく言うことはしっかり聞きましょう
試験が終わってから「基礎をやってればー」と後悔しても遅いのです
僕はそれで泣きました。
本当です。
浪人が決まってしまった日、お風呂の中で泣きました。
なので後悔しないためにも受験生としてまず第一に基礎はしっかりやりましょう
変にプライドがある人
僕もそうでしたし、2浪している友人もそうだと思います。
どういうことかというと、入試直前の1月になっても自分の偏差値よりも圧倒的にレベルの高い大学をまだ受かれるんじゃないかと夢見ることです。
僕の場合ですと現役の1月に偏差値が55程度しかないのに67の大学を志望していました。
しかも、あたかも自分にその偏差値があると思って
偏差値67というのは偏差値が67あってやっとC判定、つまり合格可能性が50%なわけです
それよりも偏差値が10も低い人が受かるはずもありません
偏差値67の大学で偏差値55の人が受かるとすると1000人募集していてせいぜい10人程度です
要は受からないということです
受験の最終局面になっても現実を見なければ罰が当たる(浪人する)のは当然です。
僕がそうであったように

勉強した気になっている人
これも受験生で多いのではないでしょうか
例えばまとめノートを2時間もかけて作って満足している人
しかもどういうわけかそのまとめノートを復習しない人
学校、予備校の自習室に来たのに勉強せず、友達とおしゃべりしたり、スマホをいじったりして休憩時間が長い人。
そして自習室に来たということに満足する人。
こういった勉強した気でいる人もかなり危険です
勉強時間ばかり気にする人
「俺昨日10時間勉強したんだよねー」といっている人がそれです。
量より質といいますが質を高めるためには量をこなさなければなりません
たくさん勉強することは悪くないし、受験生なら1日10時間も勉強できるのが理想ですし、できたらすごいです。
最初の10時間勉強を自慢する人はそれ自体悪くはありません。
しかし、もし中身が伴わない10時間だったとしたらどうでしょう
勉強をたくさんやって、質の高い勉強をすることで成績を上げることを目標とするのではなく、ただ単に1日10時間勉強することを目標としている、つまり自習室にこもってはいるものの時間ばかり気にして勉強が進まないことです
たくさん勉強して成績を上げるのが目的なのにその手段と目的が逆になってしまうのです
自習室にいる時間は確かに10時間だけど、ボーとしている時間や昼寝ばっかしている時間も10時間のうちに入っていたら質の高い勉強をしているとは言えませんね
(30程度の短い昼寝は全然問題ないです)
別に勉強時間は6時間でも3時間でもいいです。
長時間いやいや勉強するんだったら、短い時間で質のある勉強を心掛けるべきです
残った時間はしっかりと休みましょう!
でもほどほどにね
当事者意識を持っていない人
これは現役時代の僕でした
自分がまるで受験生だと思っていないのです
勉強はしているものの、受験のためではなく何か別のもの、暇つぶしのように勉強していました
模試の結果はあまりあてにならない(実際僕の受験もそうだった)がやっぱり模試の結果はある程度受け入れるべきです。
E判定をとっても2月や3月の受験には何とかなるだろう、その時の自分が何とかしてくれるだろうといったぐらついた気持ちを持ったどこか当事者意識に欠ける人は落ちます
自分の受験には真摯に向き合うべきです。
というかそれが普通で、もしこの記事のこのパートを普通の受験生が見ていたら何を変なことを言っているのかと思うかもしれません
しかし、世の中にはかつての僕みたいに当事者意識のない受験生がいるのです
目標が高いのにそれに対する努力をしていない人
とにかく努力をしていない人です
先程の当事者意識が欠けている人などは特にこれになりやすいです
もちろん受験生はみんな努力をしているのですが、どういうわけか志望校はいっちょまえなのにそれに対する勉強をしていない人がいます
これも僕でした
努力といっても先程のようにただ単に10時間頑張って勉強すればいいというわけではありません。
正しい努力をしなければ成績は上がりません
僕が現役の時は正しい努力をせずただやみくもに長時間勉強したせいで、勉強はしているのに身についていないというどうしようもない状態になりました
皆さんの周りには一科目でも成績が高い人はいるはずです。
その人にその科目の勉強法について聞きまくると正しい努力のヒントとなる情報が聞けるかもしれません
参考書に手を出しすぎる人

たくさん参考書にチャレンジしてみたい気持ちはわかります
僕も受験生時代そうでしたし、いろんな参考書に手を出していました
しかしそれではだめなのです
1、そういう人は参考書を買って部屋に飾ってあることに満足するのではないでしょうか
2、そうでない人は、仮にたくさん参考書を買っても一回やっただけで身についたと思って復習をしないのではないでしょうか
僕の場合後者で買って参考書はやるものの1周しかしなかったり全然復習をしない人でした
人間は忘れてしまう生き物です
なので後でも説明しますが受験において復習は絶対です
また参考書関連では
本当に自分の身の丈に合った参考書をしていますか?
本当は基礎の英単語や文法問題をやらなけらばいけないのに、難しい長文問題集に手を出していませんか?
英語に限った話ではありません
全教科です
勉強には段階があります。
基礎を徹底的にやらずして難しい問題や応用問題に手を出すのは要領が悪いです
むしろ有害です
何度も言いますが基礎は徹底的にやり、そして自分のレベルにあった参考書を自分ができる数やるべきです
参考書にはこれぐれも手を出しすぎないようにしましょう
無知は罪だ
古典文法という存在を知らなかった僕がこれに当たります
古典文法を知らなかった僕は「知らなかった」というだけで周りの受験生に後れを取ってしまったのです
英語でも例えばso, as, too の後ろは形容詞+a(an)+名詞 になるという語順を知らないだけで、文法問題では失点してしまいます
他の受験生が知っているのにもかかわらずです
そういう小さい無知の積み重ねが大きな欠点となってしまうのです
なのでやるべきことはただ一つ
勉強を続けることです
それも正しい努力で
復習をしない人
人間は忘れる生き物です
本当にすぐ忘れる生き物です
英単語だって古文単語だって覚えてもすぐ忘れます
単語だけではなく数学の問題や日本史の頻出事項だって復習しなければすぐ忘れます
なので受験生が受験勉強でするべきことはどうせ忘れるという前提で勉強することです
どうせ忘れるからといって適当に勉強してもいけません。むしろこの一回で全部覚えてやるという勢いで勉強しなければ自分に定着しないし、ほかの受験生に負けてしまいます
しかし残念ながら全部を覚えてはいられません
だからまた後で復習することを忘れずに勉強するのです
まとめ
1、基礎は徹底的にやろう!
2、変なプライドは持つな!
3、勉強した気になるな!
4、勉強時間ばかり気にするな!
5、当事者意識を持つこと
6、正しい努力を心掛けよう!
7、無知は罪だ!
8、復習しろ!
そして自分を信じて勉強を続けること!