勉強

He said that that that that that boy said is wrong.  この文章訳せますか?

先日面白い英文を大学の授業で扱ったので紹介しようと思います

それがこちらの文章です(まあタイトルでわかるのですが)

“He said that that that that that boy said is wrong.”

thatが多すぎてよくわかんねーという方もいると思うので軽く解説していこうかと思います。

それとこんな面白い文章知っていたら友人に自慢できると思うので是非ご覧ください。

He said that that that that that boy said is wrong.

実はこの文章はthatの用法を一気に復習できるかなりスゴイ文章なんです

thatの用法には以下のようなものがあります

1、指示代名詞の形容詞用法のthat
2、接続詞のthat
3、関係代名詞のthat
4、関係代名詞の予告のthat
5、副詞で程度を表すthat

などなど

 

このthatまみれの文章では4、5を除いた1,2、3の基本的な用法をまとめて復習できます

 

以下サクッと解説していきます

He said that that that that that boy said is wrong.                  

ズバリこの文の訳は何かというと「あの少年が言ったあのthatは間違っていると彼は言った」となります。以下詳しく解説していきます。

 

①接続詞のthat。

まず1つ目のthatは接続詞のthatです。ここではsaidの目的語の名詞節を作る働きをしています。もちろん省略も全然可です。

訳としては『彼はthat以下といいました』のようにします。

それではthat以下でどのようなことを言ったのか解説していきます

 

②指示代名詞の形容詞用法のthat。

2つ目のthatは指示代名詞の形容詞用法のthatです。要は「あの」と訳されおそらく多くの方が最初に習うthatの用法です。(用法とまではいかないか笑)

いずれにしても2つ目のthatは指示代名詞の形容詞用法で「あの」と訳します

 

③そして指示代名詞で形容詞の用法なので何か名詞を形容(修飾)しているはずです。それでは何を指しているのかというと次の3番目のthatです

このthatは何かというと、実は特にこれといった用法があるわけではなくそのまま「that」と訳します。

2つ目の3つ目をまとめて訳すと「あのthat」です

 

He said that that that that that boy said is wrong.                                                    

 

ここまで訳すと「彼はあのthatが~~と言った」のように訳します。

 

④関係代名詞のthat。

4つ目のthatは関係代名詞のthatです。この関係代名詞の先行詞は「あのthat」でどんな「あのthat」かということを説明しています。そういうわけでで4つ目のthatはその直前の”that that”つまり「あのthat」を修飾している関係代名詞です。

 

⑤一番最後のthatは簡単です。2つ目のthat同じく指示形代名詞の形容詞用法のthatです。なので次の”boy”と続けて”that boy”「あの少年」です。

なので”that boy said “を訳すと以下の通りになります

「あの少年がいった」

そしてこれが4つめの関係代名詞で前の先行詞を修飾しているので「あの少年が言ったあのthat」

He said [that that that [that that boy said] is wrong.]

最後の”is wrong”も含めて訳すと

「あの少年が言ったあのthatは間違っている」となります。

 

これが一番最初のthat節の内部なので最初からすべて訳していくと「あの少年が言ったあのthatは間違っていると彼は言った」となります。

かなりややこしいですが上記のようにかっこでくくったりなどすると構造がわかりやすくなることが多いです。

 

友人に紹介してみると盛り上がるかもしれませんね。また塾講師をしている方は是非生徒に紹介してみると面白いかもしれません。

 

 

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ryouta
面白そうなことは片っ端から手を出すブロガー。工場バイトばっかりやっていたのでファクトリーブロガー、略してファクブロ。このブログでは皆さんの役に立つような内容を発信しているので是非ご覧ください。